「グラウンド・ゼロ」
2年前のあの場所は、今はそう呼ばれてる。
[To a children's future]をGalleryにアップしたせいかもしれない。
急によみがえった記憶。
忘れちゃいけなかったのに、自分の中で風化しつつある事件。
2年前のあの日、あの場所で、私はかけがえのない人をたくさん失った。
そして…イラク攻撃。
ICQのフローティングで、オフライン表示のままの友人や仲間たち。
彼らがオンラインになることは、二度と、ない。
私たちの世代は「戦争を知らない」世代だった。
戦争……戦後50年以上たった今では、すごく昔の話のように思っていた。
でも、知ってしまった。
もう、人事では済まされない。済ませてはならないのだ。
人間のエゴで失われる人の命。
破壊される街や生活。
悲しみは募り、憎しみが生まれ。
そして、次の戦争へ繋がっていく。
首謀者を殺して、失われたモノたちが戻ってくるのなら。
私が直接そいつを殺しに行く。
だが、そんなことをしても、戻ってくるわけじゃない。
失われたモノは、二度と元には戻らない。
だから泣き叫ぶしかないのだ。
「仲間を返せ」「友達の子供の未来を返せ」と。
同じ空の下、私と同じ思いを抱く人はどのくらいいるのか。
同じ空の下、復讐を誓う人はどのくらいいるのか。
同じ空の下に居ながらにして、二つの感情は譲歩し合うことが出来ないのか。
どちらかが傷ついて、倒れるまで、終わらないのか。
(2003/06/02
nadiel)